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  心不全アンケート (2回目) - 解 説 -

1、心不全には、水分制限が大切である。

心不全の重症度によりますが、極端に水分をとりすぎなければ積極的には水分制限はしません。
もちろん、常識的な範囲で、一般的には薬を飲むときの水も含めて一日1.5リットルが目安とされているようです。
ただ、夏の暑い時期と冬の寒い時期でも異なりますし、そのときに病状にもよりますので、担当医に相談されるのが大切だと思います。
水分制限よりもむしろ体重を測定して、1週間で2kg以上増加する場合は、心不全の悪化する可能性があるので担当医に相談しましょう。

以上より、どちらかひとつに答えるとすれば、多くの場合は常識的範囲であれば、「NO」ということになります。

2、心不全には、塩分制限が大切である。

これは、非常に重要です。塩分は水を体に溜め込む作用があるのでとりすぎは禁物です。病院の減塩食は1日塩分6gです。
日本人の平均の1日塩分摂取量は11-12gといわれていますから、その半分ということになります。高血圧における塩分制限に関して、厚生労働省
のHP
がありますので参考にしてください。

以上より、回答は「YES」となります。

 

3、心不全には、運動するより安静にしているのが良い。

これも心不全の状態によりますが、慢性で安定している時期であればその状態に応じた運動療法はむしろ良いとされています。
このようなことから、適切な運動療法プログラムを組んで行うことで心不全をより良くしていく方法があります。過度な運動はもちろん心不全悪化の要因にあるので注意なので、自己判断で運動せずに、担当医に相談して、どの程度ならば動いてよいかを確認して、適切に運動療法を取り入れてください。

回答は、必ずしも安静が大切というわけではないので、「NO」ということになります。

 

4、心不全は、足がむくんだり、短期間で体重が増加したりする。

心不全の重要な病態として、体液貯留(体に余分な水分がたまると理解してください)ということがあります。
循環が障害されているために、多くの場合、足のむくみとして現れます。
いわゆる“弁慶の泣き所”あるいは足の甲に指を押し当てて指の跡がつくようならば“むくみあり”です。
また、むくみが進んでくると体重が短期間で増加します。ひとつの目安として1週間に2kg以上です。このような場合は、心不全あるいは心不全の悪化の現れであることがあるので、医療機関への受診をお勧めします。

従って、回答は「YES」となります。

 

5、心不全は、高血圧と非常に深い関係がある。

ATTENDの研究レポートをご覧ください。
発症前に有していた疾患で圧倒的に多いのが高血圧です。高血圧患者数は、平成18年国民健康・栄養調査によれば、高血圧症有病者は約3,970万人。正常高値血圧者は約1,520万人、合わせて約5,490万人と推定されると報告されています(http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/04/h0430-2.html)。
このことからも、高血圧治療が心不全発症を予防する上で非常に大切であることがお分かりいただけると思います。血圧が高いと検診等で指摘された方は、「全然、苦しくないから」と放置せずに医療機関への受診をお勧めします。

これはATTEND研究会からの切なる願いです。回答は、「YES」です。

 




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